『スターシップ・トゥルーパーズ』の感想

『スターシップ・トゥルーパーズ』という映画を見た。
感想としては…なんだか感心しないなあ、と思った。
好きな人いたら、すみません。

他の惑星の「昆虫型宇宙人」との宇宙戦争を描いた作品である。
昆虫型宇宙人の攻撃で、ブエノスアイレスが壊滅。
故郷を失った主人公(連邦軍所属)は敵の殲滅を誓う。

自分も主人公と同じ立場に立ったら、同じ行動をする可能性はあるのだが、立っていない立場から感じた事を書くと、すごく「やられたら!やり返せ!イェー!!」的な映画だった。

最終的に、敵のボス的存在をとらえて終わるのだが、(すごく気持ち悪い生物として描かれている)映画のラストは、そのボスの「分析」と称して、棒状の機械を、直接ボスの体に突き刺しこんでいました。

拷問的な(機械で直接ボスの心理を読み取る、とのことでしたが)。

ボスが苦しみの声を上げる
→みんなも戦おう!勝利が待っている!
 的な兵士募集CM的な映像で終わる…という構図になっていた。

Wikipediaを見ると、
監督いわく「ナチスドイツのプロパガンダ映画のパロディ」とのことだ。

映画では、敵はわかりやすい昆虫の姿をしていた。
相手が、人間でも…、やっぱり同じことをするのかなあ。

それか、「自分たちにあんなことをしたやつらは、人間じゃない!」みたいになるのか。

なんか、その辺りへの言及は無く、見終わった後、うーんと心にひっかかる感じがした。

…そういうことを考えさせる構成なのか。
だとしたらすごく巧みだが、そうでも無い気がするが。

とはいえ、ついつい、最後まで見ちゃったんだけどね。

そういうのを見たい、という気持ちも、もちろん自分の中にあるのである。

ただ、ちょっと気をつけたいと思った。何がと聞かれれば難しいけど、何か、ちょっと、防御線を張ろうと思った映画でした。
(そういう意味では、いろいろ考えさせられる映画でした。)

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