はじめてのベーコン制作記

お隣さんと雑談していたら、燻製器を貸してくれた。
使ってみてくださいと。

これは使ってみるしかない…!
というわけで、早速、ベーコンをつくるべく、
豚バラブロックを購入。

その量、2kg。

この写真を撮った時には、
「さすがに買い過ぎたか…?」とびびったが、
結果的に、これくらい作ってよかったです。
おすそ分けしたし。

フォークでブスブスと穴をあけたら、大量の塩を刷り込んでいく。
菌がついて腐ったら、すべて台無しになるので、
ビニール手袋必須らしい。
フォークがすべって持ちづらい。
「ミートソフター」なる便利な器具があるらしいが、
そんなものは家にはないので、ひたすらフォークでがんばる。

まんべんなく穴が開いたら、塩を擦り込んでいく。
今回は、安い岩塩120g(肉の重量の5~10%くらい入れるらしい)を使いました。
500gずつ4つに切り分けて、2つは塩のみ、2つは胡椒も混ぜてみる。楽しみ~
終わったら、キッチンペーパーでぐるぐる巻きにしてジップロック→冷蔵庫へ。
これで3日間寝かすのだが、1日1回、
キッチンペーパーを取り換えねばならない。「浸透圧」で肉の水分が外に出てくるため、
一日経つとキッチンペーパーはびしょびしょに。

取替作業も、ビニール手袋装着で行う。

書いていると、結構大変そうだが、
肉のビジュアルが期待観をもたらし、
そんなに面倒くさいと思わなかった。

そして。4日目の朝・・・。

洗濯物とともに風に当てて表面を乾燥させてたら、
いよいよ燻製にします!
表面が湿っていると、煙の中の成分が付着しすぎて、酸味が出てしまうそう。まず、燻製機の中にスモークチップを置く。
桜を主に使ったチップ。量は適当。
このあたりで、お隣さんも庭へ。
10歳の娘さんも、どうなるのかなーと見学しに来る。機器借りてるし、一本差し上げますよ…的な感じで談笑。
こうやって調子が良いことを口にし、
失敗が許されない状況に追い込まれてしまうところがton2こと私らしいですね。

炭をおこして、チップの周りに配置。
いよいよスモークする。

いい感じで煙が出てきては、中の火が消えて炭を入れて…
という感じで繰り返す。
ほんとは、もっと簡単にできるらしいのだが。
初心者だからしょうがない。
 
その間、お隣さんの娘と犬と遊ぶ。
娘は小3で、最近転校してこっちに来たらしい。
犬が暴れん坊で、娘のビーサンを略奪しては、
「つなひき、しますか?」と毎回こっちにくわえたビーサンを差し出してくる。小3娘と協力してなんとか奪還して一息つくも、
すぐにまた犬に取られるのだった。(ふりだしにもどる。)

ビーサンは犬の歯形だらけでボロボロに…。笑

そうこうしているうちに、日が落ちてきた。
庭からは、向かいの家が邪魔で見えなかったけど、
小3娘がこっちから見えるよ~というので、柵を乗り越えて
夕焼けスポットへ。

きれいな夕焼けだったし、
夕焼けをこんなにゆっくり見たのも久しぶりだった。きっと、燻製してなかったら、
小3娘と遊んだり、夕日を見ることもなかっただろう。
たまに燻製とかしてみるのも悪くないな…。

と、若干干渉に浸りながら庭にもどったら、
すぐさま、小3娘のビーサンがまた犬に奪取されたのだった。

さて、肝心の燻製はというと、日が暮れるというのに、
まだ生肉感が半端ないって!

もしかすると、温度が低すぎるのか?
ということで、炭を増量して継続。

結局、すべてが終わったのは夜中24時ころ・・・。
(16時から始めたので、なんと燻製8時間…!)

そして、出来上がりは…

めっちゃうまそう。

ていうかちょっとかじったら、ものすごく美味しかった。
『売っているベーコンとはまるで別物』と
参考にしたサイトには書いてあったが、
本当に香りとか、油の旨味とか、触感とか、
最上級ベーコンになりました。

時間があるときにしかできない感があるけど、
またぜひ挑戦したいです。

お隣さんとの交流も含めて
「燻製時間」が流れていた気がした。

燻製その2「ジャーキー」>>

燻製その②・ジャーキーをつくってみる
早めに奥さんの家に帰省して、ゆっくりしている。 せっかく時間があるので、燻製セットを使って、 ベーコンに引き続き、ビーフ・ジャーキーをつくってみた。 使ったのは、牛肉。 奥さんのお義母さんが買ってくれていたものだが、 「買ったはいいけど、意...

 


 

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