自家製!燻製ベーコンへの道

思い立ったが吉日…!そして「ベーコン生活」が始まりました。ある日、大手ネット通販・密林(Amazon)に分け入り道具をそろえ(初期投資1万円以下)、何度か燻製にトライしてみたら…。

もう市販のベーコンには戻れません…!

育児休職を取る少し前から始めたのですが、これは本当によかったですね。自分はもちろん、なんなら「家族・友人にも喜ばれる趣味」なのです、これは。
道具選びから、失敗しないオリジナルレシピまで!
自分の備忘録も兼ねて書いてみたいと思います。

燻製器の選び方などはコチラ。

ようこそ!燻製の世界へ
数年前の自分に、いや、学生の頃、暇を持て余していた自分に、タイムマシーンで会いに行けたとしたら?「燻製やれ。そう、今!」と言うでしょう。 ベーコンだけじゃない、ようこそ燻製ワールド 当初、ベーコンを目的に始まった燻製ですが、予想以上にいろい
スポンサーリンク

さあ、ベーコンづくりの時間です

あなたのお好みは?肉の種類でお好みベーコンを

基本は豚肉なのですが、豚肉といっても色々あります!

で、使う部位によってベーコンの出来上がりも全然違うことがわかりました(当たり前だけど…。)
自分でつくってみると、そういうのも分かって面白いですね。

〇豚ヒレ・ブロック(写真左)
脂が少なく柔らかい部位。ヘルシーだけど、燻製にするとウリの柔らかさが失われるし、なんといってもベーコンは凝縮した脂が最高にウマい!ので、食べてみた個人の印象としては「ああー…なるほど」といった感じ。

〇豚バラ・ブロック(写真右の左側)
ベーコンと言えば豚バラ!という代表格のお肉。凝縮された旨味がつまった脂身は、自家製燻製にしてみると想像以上に美味しいです。おススメ。

〇豚肩ロース・ブロック(写真右の右側)
これは上記二つの中間といった形で、豚バラの脂はちょっとしつこい…。かといってヒレは脂が全然ないし…。という通な方に最適。程よい脂身!これもおススメ。

部位だけではなく、国産にこだわるも良し、100g当たり100円を切ってコスパを目指すのも良し…。各々、自分好みのベーコンを目指してくだされ。

参考までに、バラ(右、下半分は脂身!)と肩ロース(左、網のついてる方)の燻製後の断面を載せておきます。

ああ…。お腹が減ってきてしまいました。

いよいよレシピ!失敗しない自家製・燻製ベーコン

さていよいよ、ベーコンづくりの現場に迫りたいと思います。
個人的にたどりついたこのレシピ…。自分的に「失敗しない」と思っていますが、好みもありますので、あくまでご参考までに…。

まずは、というかココが終わったらほとんど完成・下ごしらえ

意するもの
   :500g~2㎏くらい      
 お好みの肉を「ブロック」で!細切れはNG
岩塩  :肉の重さの10%がおススメ  
 岩塩おススメ。普通の塩だと辛すぎる気が
コショウ:混ぜるとウマい。お好みで  

 

・ちなみにこれは豚バラブロック、2㎏の肉塊でございます。国産なのでちょっとだけ高級。
ビニール手袋して肉を取り出し、さっと水洗い。キッチンペーパーで水気をとっておきます。
・500gくらいの塊に切り分けておくと良いです。うちは吊るす型の燻製器なので縦長に。

 

をあけます(端折っても大丈夫)
ビニール手袋をして、肉を取り出したら、
・フォークを使って、表裏縦横にぶすぶすと穴をあけていきます。
・塩が中までなじむように、適当に。ミートソフターなる便利なものもあるようですが、使ったことはありません。

 

塩、胡椒を刷り込みます
・塩をすりすりと刷り込みます。胡椒やハーブもお好みで刷り込みます。
・ところで、肉にも水分がたくさん含まれていますから、「ありがとう、ありがとう」と言いながら行うと…特に結果は変わりません。

 

ッチンペーパーでぐるぐる巻きに
・ぐるぐるっと巻いてあげてください。目安は500g当たり3枚分くらい?

 

 

ップロックに入れたら冷蔵庫でおねんね
4日~1週間くらいおねんねしてもらいます。
・ここが頑張りどころなのですが、ここから(ほぼ)毎日キッチンペーパーを替えていきます。

 

 

 

日、ペーパーを替える!
・一晩後の写真。ジップロックの底に肉汁(ドリップ)が溜まるほどに。キッチンペーパーを替える際はまたビニール手袋を。
・二回くらい変えると、翌日ほぼ濡れてなかったりするので、そしたら2日おきとかでもいいかも。4日目くらいで見た目も香りも塩漬け肉感が出てきます。

ちなみに「ピチットシート」という商品もありまして…。すごい吸水力で、最初の一回ドリップ出てからふき取ってこれでまけば、3日間そのまま放置でも表面がしっかり乾いておりました。すごい。(高いから毎回は使わないけど)

 

お疲れさまでした!これで下ごしらえは完了。あとは燻製するだけ!!

生の豚肉には「肝炎ウイルス」などおりますから、手・調理器具など使ったあとはしっかり洗剤で洗う、周囲はアルコール消毒するのが良いかと思われます。
こちらもご参考までに!ビニール手袋は正しく外すと手を汚さずに外せます。使用済みキッチンペーパーを握りながら外せば、中に封印しつつそのままゴミ箱にポイできます。(緊急災害時にケガの応急処置などしたとき等にも、感染を防ぐことができます。)

 

いよいよ燻製!…おススメは前日夜から塩抜き

要!塩抜きを忘れずに
・冷蔵庫から肉を取り出し、まずは表面の塩を流水で洗い流し、ボールに水を張って投入しておきます。一晩おいておくといい感じに。朝、水を変えてまたちょっと置いておく。
・「さあ燻製だっ!」と塩抜きを忘れた初回。めっちゃ辛かったです。塩抜き重要
・端っこをはさみで切ってみて試食してみてください。「ちょっと塩辛いかな?」くらいがおススメ!

 

燥させます
・自ら上げたらキッチンペーパーで軽くふいて、午前中いっぱいくらい乾燥させます。表面に水分が残っていると、酸味がついちゃうそうです。
・この干し網、梅干し用に買ったんですけど燻製で重宝してます。ちなみに上段は牡蠣!

こういうの。

・暑い季節は、外干しで悪くならないか心配ですよね。最近、家の中で扇風機を使うと楽だということに気が付きました。100均のS字フックは超便利なのでぜひどうぞ。そのまま燻製器に入れられる状態で吊るしておくとお手軽です。

 

 

いに…具を燻製器へ
・写真のベーコンは吊るすタイプです。結構、長くてもイケます。
・下にホタテとか、準備がめんどくさかったらチーズとかナッツなんかを置いてみてもいいかも。カラムーチョなんて手もあるらしい…。

 

モークウッドに火をつけて下に置くだけ!
・コンロやバーナーでスモークウッドの端の面にしっかり火をつけます。結構しっかりめにつけても、あれ?煙でなくなった、てなことが。やけどにご注意。
・ウッドの長さで時間を調節。いつも3時間くらいの目安でやっています。

 

 

度計で温度を見つつ…
・ウッドだと大体40~50℃らへんになります。火の元は注意しつつ、基本は放置です~。炭+スモークチップに比べると本当に楽で助かります。

 

 

来上がり!
はい!これ3時間後!めっちゃ美味しいです。脂がまじで美味しい。香りもすごく良いです。出来立ての端っこの方をちょっと味見するときのあの幸せ…。ごくり。またつくりたくなりますね。

すぐ食べる分は冷蔵、保存する分は冷凍にしています。が、冷凍だと包丁で切るのが大変(危ないし…)なので、適当な厚さにバシバシ切ってからジップロックで冷凍しています。すぐフライパンに放り込んで焼けるのがいいですね。

スポンサーリンク

最後に:ベーコン100gあたり、いくら?→安い!

なんだかんだ言って手間もかかるけど、燻製ベーコンをおススメしたい理由が、第一に「おいしい」という以外に、「安い」ということもあることを最後にお伝えしたい!1kg作る場合に、結局いくらかかっているのか!?を発表しますと・・・

●特売お肉(豚肩ブロック)100gあたり…75円くらいで1kgで…750円くらい
●岩塩100g…100円くらい
●スモークウッド…500円くらい(ホームセンター)
●キッチンペーパー、ビニール手袋、ジップロックなど…1回あたり約50円くらい

ということで、合計1400円/kgとなります。お店で売ってるベーコンって(それこそ、ピンキリですが)100gあたり200円くらいするやつも多いので、安くないですか?「安い」「うまい」「楽しい」って最高じゃないですか?僕は結構「飽き性」なのですが、燻製セット買ってもう10回くらい燻製しています。続くのは、この三つが揃っているからかなと。おススメです!!

スポンサーリンク

より良い燻製ライフをお送りください…

みなさま、火の元にお気を付けになり、素敵な燻製ライフをお過ごしください…。
家族が喜んでくれる趣味があるというのは、良いことであるなあとしみじみ思います。

ちなみに、自家製ベーコンづくりのきっかけは、お隣さんの一言からでした。笑
くわしくはこちら。

はじめてのベーコン制作記
お隣さんと雑談していたら、燻製器を貸してくれた。 使ってみてくださいと。 これは使ってみるしかない…! というわけで、早速、ベーコンをつくるべく、 豚バラブロックを購入。 その量、2kg。 この写真を撮った時には、 「さすがに買い過ぎたか…...

最後に、使っている道具をまとめておきます。

       

コメント