映画「GRAVITY」


遅ればせながら、Netflixで「ゼロ・グラビティ」を見た。
子どもに哺乳瓶でミルクあげながら、
なんとなく見始めたんですが、止まらなくなりましたね…。

この映画、何がスゴイってまず役者が3人しか出てこない。
しかも一人は冒頭で死にます。笑
(ヒューストンの人とかは無線通信の声だけの出演)

宇宙で作業中に事故が起きて、
研究者の女性がなんとか地球に生還しようと頑張る…という話。

とにかく映像が、スゴい。

宇宙でこうなったら、ああなっちゃうんだ…と
ハラハラドキドキ見ました。
(モノとか背景はCGとして、
 俳優の動きとかどうやって撮影してるんだろう?)

「いくら名誉とか金とかもらっても、
 宇宙飛行士にだけはぜったいならないね」
と会社の同僚が言っていたけど、
この映画みると、ちょっとそういう気持ちになりますね。

しかも「冷徹、かつ、美しい」が見事に表現されてて良かった。
一切人の存在を許さないというか、
あくまで人は異例で、宇宙ではものすごく孤独というか。

そういう冷酷さと、
地球とか日の出とかオーロラとかの美しさとのギャップが、
「そういうもんかもな…」というリアル感を演出していたような気がする。

途中で、主人公が耐えきれなくなって泣いちゃうんですが、
涙も球状になって空気中を漂うとか、
「宇宙ならでは」的な演出も楽しかったです。

もう本当に、次から次へと大変なことになって、
見だしたら止まらなかったので、
もし興味ありましたら、みなさまも是非。

***

それにしても、「映画の邦題」って、
結構、疑問に思うことありますよね。
邦題は「ゼロ・グラビティ」(無重力)なんですが、
原題は「GRAVITY」(重力)。

無重力で次々起こる、とんでもないことを描いた作品なので、
たしかにタイトルとしては間違ってないんですが。

ただ、見終わった後、
「ああ…重力(あと空気)あってよかったーッ」と、
当たり前の重力に感謝するような内容だったので、
「無重力」に限定するよりかは、
そのまま「GRAVITY」でいいんじゃないですかね。

「アナと雪の女王」とかも、
原題「Frozen」の方が潔くて好きです。

好みの問題かもしれませんが。

本とか映画の話
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