夜行列車に乗り、ボローニャ駅へ。
この旅行で初めてまともに雨が降っている感じ。
ホームで持ってきたパンをもぐもぐ食べながら
電車を乗り換えて、フィレンツェへ。
最終的に日本へ帰る飛行機は
フィレンツェから出るのだが、
いまはとりあえず素通りして、
憧れの「塔の街」、
サン・ジミニャーノ(San Gimignano)へ向かう。
まず、また電車を乗り継ぎ、
ポッジボンシ(Poggibonsi)へ。
ここからバスにのって、サン・ジミニャーノへ向かう。
バスのチケットは、あらかじめフィレンツェの駅で買うと良い…
とガイドブックにあったが、電車の時間がなかったので
ポッジボンシ駅で買う。
どこに売っているんだろう?と探したが、
チケット売り場は見当たらない。
とりあえず時間もあるし…とカフェへ。
エスプレッソより、カプチーノの方が自分にはあっていると、
今更ながらに気づいたり。
カップを返すとき、店員の気の強そうなおば…お姉さんに
「バスのチケットってどこに売っているの?」と聞くと
「Here.」と、にっ、と笑って答えてくれた。
チェファルーでもそうだったけど、
売店やカフェの店員さんが、駅員の代わりみたいになっている。
そして、バスにゆられること、40分ほど…。
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つきました!サン・ジミニャーノ。
降りた瞬間、もう空気が山というか、
すごく綺麗でほっとする。どうやら我々(僕と奥さん)は都会観光には向いていなくて、
田舎でゆっくり色々楽しむのが向いているというのも、
今回の旅の大きな発見だ。
(もともと、そういう感じはあったけど、今回改めて感じた。)
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ホテルも、街中のいい場所。
窓からの眺めもすばらしい。
ホテルの外はすぐ広場になっていて、
そこにあるのがジェラート屋。世界一らしい。
ここにくるのも、楽しみだった。
なんか、壁には「人間国宝」(日本語)の文字も。
ジェラートの種類多い!
結局、この街にいる間だけでも5回くらい来てしまったのだが(!)、
ほんとうに、なんども食べたくなるくらい、おいしかった。
オレンジとかブルーベリーみたいなフレッシュなおいしさもあれば、
エスプレッソとか、濃いめの味のものなど
いろんな種類があったが、どれもすごくおいしかった。
3つトッピングできるコーンが、2.5ユーロだから、安い。
塔の街、というだけあって、あっちこっちに塔が。
一番高い塔はお金を払って登れるようになっている。
これはおすすめですね…。
街の様子も、周りのワインのぶどう畑もすごくよく見える。
本当に本当に気持ちがいい…。
夜は、郊外にあるピッツェリアへ。
「イル・トルバトーレ(Il Trovatore)」という名前が示すように、
店内にはオペラ歌手の写真がずらり。
店内のモニターにも、オペラがうつっている。
昔、オペラの舞台美術を担当していたとのことだった。
ちょっと待ってな、と行ってなにやら探しに行ったら、
日本公演のときのパンフレットを持ってきてくれた。
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