素晴らしき、サン・ジミニャーノ(イタリア2017-9)

夜行列車に乗り、ボローニャ駅へ。
この旅行で初めてまともに雨が降っている感じ。

ホームで持ってきたパンをもぐもぐ食べながら
電車を乗り換えて、フィレンツェへ。

最終的に日本へ帰る飛行機は
フィレンツェから出るのだが、
いまはとりあえず素通りして、
憧れの「塔の街」、
サン・ジミニャーノ(San Gimignano)へ向かう。

まず、また電車を乗り継ぎ、
ポッジボンシ(Poggibonsi)へ。
ここからバスにのって、サン・ジミニャーノへ向かう。

バスのチケットは、あらかじめフィレンツェの駅で買うと良い…
とガイドブックにあったが、電車の時間がなかったので
ポッジボンシ駅で買う。

どこに売っているんだろう?と探したが、
チケット売り場は見当たらない。
とりあえず時間もあるし…とカフェへ。

エスプレッソより、カプチーノの方が自分にはあっていると、
今更ながらに気づいたり。
カップを返すとき、店員の気の強そうなおば…お姉さんに
「バスのチケットってどこに売っているの?」と聞くと
「Here.」と、にっ、と笑って答えてくれた。

チェファルーでもそうだったけど、
売店やカフェの店員さんが、駅員の代わりみたいになっている。
そして、バスにゆられること、40分ほど…。


つきました!サン・ジミニャーノ。
降りた瞬間、もう空気が山というか、
すごく綺麗でほっとする。どうやら我々(僕と奥さん)は都会観光には向いていなくて、
田舎でゆっくり色々楽しむのが向いているというのも、
今回の旅の大きな発見だ。
(もともと、そういう感じはあったけど、今回改めて感じた。)

ホテルも、街中のいい場所。
窓からの眺めもすばらしい。

ホテルの外はすぐ広場になっていて、
そこにあるのがジェラート屋。世界一らしい。
ここにくるのも、楽しみだった。
なんか、壁には「人間国宝」(日本語)の文字も。

ジェラートの種類多い!
結局、この街にいる間だけでも5回くらい来てしまったのだが(!)、
ほんとうに、なんども食べたくなるくらい、おいしかった。
オレンジとかブルーベリーみたいなフレッシュなおいしさもあれば、
エスプレッソとか、濃いめの味のものなど
いろんな種類があったが、どれもすごくおいしかった。
3つトッピングできるコーンが、2.5ユーロだから、安い。

塔の街、というだけあって、あっちこっちに塔が。
一番高い塔はお金を払って登れるようになっている。
これはおすすめですね…。
街の様子も、周りのワインのぶどう畑もすごくよく見える。
本当に本当に気持ちがいい…。

夜は、郊外にあるピッツェリアへ。
「イル・トルバトーレ(Il Trovatore)」という名前が示すように、
店内にはオペラ歌手の写真がずらり。
店内のモニターにも、オペラがうつっている。

オーナーがサーブしてくれて、少し話をしていると、
昔、オペラの舞台美術を担当していたとのことだった。
ちょっと待ってな、と行ってなにやら探しに行ったら、
日本公演のときのパンフレットを持ってきてくれた。
料理も、すごく美味しかった。
これはナスとチーズのはさみ焼きなのですが、
これ、本当に美味しかった。
そして、山の地方といことで、お肉を。
素晴らしかったです。
ソースにこくがあったな。
そしてもちろん、お店の釜で炭火焼しているピッツア。
生地がパリパリで、結構大きめだったけど、
奥さんとふたりでぺろりとたいらげてしまった。

もちろんワインも飲んで、52.2ユーロ。

いや、ほんと素晴らしい1日でした。はい。

旅ゆけば
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