下諏訪の温かな「底力」

前回に引き続き、下諏訪の話。
主にゲストハウスの女将さんに色々お聞きして、
あちこち色々回ってみた。

下諏訪って何があるの…?諏訪湖…?
という感じだったのが、
すごい「底力」というか、
手作りの温かさを感じる旅になりました。

まず、せっかくなので早朝に温泉へ行ってみた。

ゲストハウスの周りには、温泉が5つくらいあって、どれも格安。
こちらは230円。

そういえば、大学の宿舎の共同風呂の入浴料は170円だったな。
番頭さんがおつりだすの嫌がるから、
普段の買い物で50円玉をなるべく集める習性がつくんだよね。

もしかしたら、下諏訪の人々の財布の中には、
10円玉がたくさんあるかもしれません。

早朝だったので、先客のおじいさんが一人だけ。
脱衣所は貸し切りでした。

温泉によって、温度が決まっているらしい。
そこそこの温度(42~3度?)のところを選択。
青森の温泉も熱かったけど、ここもまずまず熱い。
でも、外は氷点下なので来る途中に冷えたからだが一気にぽかぽかに。
帰り道も、全然寒さが気にならなかった。
温泉って、いいよね。

お風呂の後に、朝の散歩を兼ねて、近所のカフェに朝ご飯を食べに行く。
ゲストハウスから歩いて10分ほどの「Erick’s kitchen」さん。
ここがもう本当に素敵な場所だった…。

 

「マフィンが焼き立てだよ」とのことだったので、もちろん頂きました。
甘みと、ちょっぴり塩味のバランスが素晴らしく、
無限に食べられそうでした。笑

そういえば、帰り際に奥さんがマスターに
「このマフィンのお塩も旨味があっていいですね…」
とお聞きすると、
「いやあ、実はイギリスの岩塩使ってるんですよ。」
と言って、岩塩を少し舐めさせてくれました。
たしかに、塩辛いだけじゃなくて旨味も強い気がしました。

バナナの他、スパイスも絶妙に効いていて、香りも素晴らしかったです。
コーヒーに合う~。

素敵朝食。
店内はスペースが結構あるので、
お子様連れの方は、ベビーカーで足を運んでみるといいかもしれません。

朝食後は、下諏訪神社へ。
途中、石段でトレーニングしている野球部員たちがいました。

おはようございまーす、と声をかけると
「はっざーーーす!」と返事してくれる。
朝早くから、ごくろうさまです。

 

下諏訪神社の近くに、
素敵なパン屋さん(pain moji パン モジ)さんが。

翌日、知り合いのお宅に泊めてもらったのですが、
おみやげにここでレーズン入りのパンを買っていったら、
すごく美味しくて喜んでもらえました。
小学生の子どもさんがすごく気に入ってました。

この日、買い食いしたパンも美味しかったな。

ちょっと歩いて駅前へ。
ゲストハウスでおススメしてもらった食器店「スロス」さんへ。

店内に工房があって、手作りの温かさにあふれていました。

店主の女性に
「これって、何焼き(信楽とか波佐見など)とかあるんですか…?」
とお聞きしてみると
「あの…オリジナルで…。特に何焼き、とかは無いんです。すいません。」
とのことでした。
いえいえ、こちらこそすいません。

全部、めっちゃ良かったです。
あれもこれもとたくさん買いそうになるも、いかんいかん…と少し自重。
普段使いの中くらいの平皿と、
奥さんのお母さんへのお土産を購入。

食器を見るのって、なんで楽しいんですかね。

ちなみに、ロゴがナマケモノらしいんですけど、
これは相当かわいいですね。

というわけで、「予想外」と言うとすごく失礼なんですが、
本当に楽しむことができました。

こうして振り返ってみると、
規模としてはそんなに大きくないんですが、
手作りで自分が好きなものを作って、
それを売ることでお客さんも満足する…というような、
温かい「循環」がたくさん産まれている町だったなあと思います。

最近、奥さんとも話していたんですが、
「大好きなお店」(主に飲食店)を上げていくと、
基本、こじんまりしたお店が多い気がします。

手の届く範囲で、手をかけたものをつくって売るというのは、
きっと「お店」の原点なんでしょうけど、
なかなかに難しいことですよね、きっと。

機会があったらぜひ下諏訪いってみてください。
本当によかった。また行きたい。

下諏訪で泊まらせてもらった、
ゲストハウスの話はコチラで。

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