一泊して見ないと、街の顔はわからない(シラクーザ・イタリア2017-4)

名残を惜しみつつ、チェファルーを離れる。
電車で、シチリア島の南東部にあるシラクーザ(Siracusa)へ。
シラクサといえば、世界史の授業で習ったことがあるような。
メッシーナ経由で5時間の旅だ。

切符は奥さんがネットで予約。
イタリア国鉄にはホーム改札がないので、
基本、ホームにある刻印機と呼ばれる装置で
時間を刻印しないと罰金らしいのだが、
ネット予約はその必要がなくて楽だ。

車掌さんが来たら、スマホ画面のQRコードを
読み取って貰えば良い。


列車は海沿いをずっと走って行くので、景色が綺麗〜。
本読んだり、居眠りしたり。

そしてお昼にはシラクーザに。
…が、駅前は中々殺風景。
とにかく、ホテルを取った旧市街へ…
と歩き出すものの、
愛すべきチェファルーを見た後では、
建物が汚い、車が多い、空気が悪い。
しかも大きな荷物を持っているので、
段々イライラと不安(この街を選んで良かったのだろうか?)が募ってくる。

結果的に言えば、駅から旧市街まで行く場合、
大きな荷物があれば、タクシーを使う方が賢いかもしれない。
全然歩けるのだが、特段歩いて得することはない。
2人で10€で乗れたので、高くない。
駅からほど近いバス乗り場にタクシーは止まっている。

何はともあれ、徒歩で20分ほどかけて
旧市街へ到着。

ホテルに荷物を預けて街を歩いてみる。


広場に行くと、大聖堂が。
中も規模が大きくて圧巻なのだが、
修学旅行と思しき子どもたちで
溢れかえっており、落ち着かない…。

広場で食べた、グラニータ(シャーベット)は、
美味しかったけど。

そんなわけで、シラクーザ、どうしよう?
と感じ始めていたのだが、
イタリア本土へ渡る飛行機は、
明後日しか出ない(曜日制なのである)ので、
「ここはまあ、とにかく様子を見て…」ということで、
ホテルに帰った。

翌日は、朝から市場に行ってみる。

これが、中々、活気があって良かった。

そんなに大規模ではないのだが、
なんだがシチリアの人々の熱気が伝わってくる。

まぐろ解体ショーなんて毎日恒例である。

(目が合う…。写真でみると、それなりにスプラッターだな…。)
格安生牡蠣&白ワインコーナーも…。
よほど食べようかと迷ったが、
誰も手をつけてないので、遠慮することに。
まあ、イタリアで当たったらと思うと、結構怖いですよ。

シラクーザで学んだことは、
第一印象も大事だけど、一度腰を落ち着けて見て見ないと、
どんな街なのかはわからない、ということだった。2日目あたりから、だいぶ街にも慣れて来て、
良さげな通りを楽しむ余裕も生まれて来た。

そして特筆すべきは、旧市街のはずれにある、
馬肉パニーニの屋台(PANINO TECA MICCA ANTONIO)である。
これは、シラクーザを訪れ方には
ぜひお試しいただきたい。

ウェブで調べて行ったのだが、
書かれている所在地とは別の場所に移動していた。
探しても見つからず、がっかりしてとぼとぼ歩いていると、
橋を渡った新市街側に
(旧市街は島のようになっていて、
新市街から一本だけ橋がかかっているのだ)
それらしき屋台を発見。
急いで橋を渡って駆けつけてみると、
果たしてそこにあった。

馬肉だけでなく、野菜などのトッピングも
チョイスして4つくらい入れてくれる。
トッピング込みで一つ4€だから、これは安い。
味も大変美味しかった。

宿も、ホテルから素敵なB&Bへと変更し、
不安だったシラクーザも、素敵な思い出を残すことができたのでした。

翌日、また市場に行って買い出しし、
近くのカフェでコーヒーを買って、朝食。

バス乗り場まではタクシーで快適に移動し、
ついにイタリア本土を目指すのでした。

旅ゆけば
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