ガイドブックによれば、サン・ジミニャーノから、
ワイン蔵をめぐるツアーに参加できるとのことだった。
15ユーロくらいで、夕方発、3時間くらいのコース。
なんといってもトスカーナ地方。
ワイン蔵の見学をして、ワインを購入せねば。
しかし、街のインフォメーションで聞いてみると、
ひとり60ユーロ、朝から晩までで三つの蔵を回るコースだよ、とのこと。
ちょっと重いな…と躊躇し、結局申し込まなかった。
街にはワイン博物館みたいなところがあって、ここでも試飲ができた。
そこで、周辺のワイン蔵が紹介されているパンフレットを入手。
博物館のおじさんいわく、車で行くのが普通とのことだったが、
徒歩でもいけそうな蔵を探し、
翌日の朝、電話でコンタクトをとってみた。(英語の得意な奥さんが。)
すると、一人8ユーロで、見学+ワインの試飲5種類できるという。
昼過ぎに来てくれとのこと。
おお…。電話してよかった…。(奥さんが英語で。)
街を出て、農場をてくてく歩く。
昼下がり、天気もよくて、大変気持ちがよい。
30分もせず、到着。
ちょっと早すぎたので、時間まで、
ワイン蔵の前にあるレストランで、コーヒーを飲む。
外のテーブルに通されると、
すごい盛り上がっている一団が。
やたら美味しそうな肉を
(のちにこれは「フィオレンティーナ」と呼ばれる
Tボーンステーキということが発覚する。)
食べながら、ワインを飲んでがはははと笑っている。
うまそうだ…。
さて、ワイン蔵見学スタート。
イタリア人の一家と一緒に見学。
ぶどう畑。
歴史のある蔵らしいのだが、
生物農薬を使って有機栽培したりと、
時代に即した新しいチャレンジが求められている…など、
色々説明が聞けました。
畑が一段違うと、ぶどうの品質が変わるなど。
繊細ですね…。もはや文化。
ワインを寝かせるタンク。
初歩的かもしれませんが、
「皮ごと入れたら、赤」
「実だけで作ったら白」
って知ってましたか?
そういう違いなんだと今更ながら奥さんと驚きました。
有料で、3杯くらいまで…とかって話だったのに、
みんなで「うまいうまいうまいうまいうまい」と感動していたら、
結局5杯くらい頂けました。笑
しかも、結局料金とられなかったし…。
一緒に見学した家族のお父さんが、
「君たちは新婚か。それはめでたい。
あのね、よく覚えておきなさい。
”正しい答えは、常に妻の言葉である”。
ゆめゆめ忘れないように…」
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