今日は朝からプレスリリースのまとめ原稿書き。
昨日あらかたできたので、今日は実際に実験を行なった方にお話を聞いた。
生物の実験の誤差棒なんてどうつけるんだ、と思ったが、
お聞きすると大抵、標準偏差Standard Deviation(SD)か
標準誤差Standard Error of Mean(SEM)を使うという。
SEMの場合、Gaussianでfitして、そのσをサンプル数のルートで割ればよい。
なるほど。
お聞きしたお話をもとに原稿を直した。
日経新聞の方がお見えになって、取材に同席させてもらった。
記者さんは科学部とは全然違うそうなのだが、
脳科学に興味があり自分で調べているそうだ。
脳科学の全体像についての連載のための取材だった。
最後には僕のために「科学広報」の就職活動について
いくつかアドバイスを下さった。
「読んで読者がわからない広報に、意味はあるのか?」
という言葉が印象的だった。
お昼の後、土曜日に科学未来館で使う機械の説明をしていただいた。
筋肉が収縮する時に出る電圧を利用して豆球を光らせる装置。
実は体から出る電圧(~μV)をロジックパルスにして
それを合図にampで増幅して光らせているのだが。
なるほど、面白かった。
(基準の一本(GND)をつなぎ、後の2本を引くことで、ノイズ落としをしている。
これは本格的な研究で信号を取るときも同じだそうだ。)
原稿を書いて、”gean gun”の実験を見学させていただいた。
遺伝子を粒子に付着させ、それを細胞(今回は玉ねぎとねぎ)に
打ち込む。
24時間後に光る・・・らしい。
遺伝子と粒子を加速するのは、Heガスのガス圧だ。
( http://www.bio.davidson.edu/people/kabernd/seminar/2002/method/gtwmeth/gw.htmより )
新聞記者さんのお話は非常にためになった。
進路について、しっかり考えないといけない。
しかし、皆楽しそうに仕事をしている。
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