せいりけんニュース

インターンシップさせていただいた生理学研究所の方から、最新号の広報誌「せいりけんニュース」を送っていただいた。
ここに、僕の書いた記事を掲載していただいた。

「科学の芽」が出る瞬間

せいりけん広報推進室でのインターンシップに1週間参加させていただき、最後の二日間は、日本科学未来館で開催された体験プログラム「体験!にぎやかな世界をのぞいてみよう」の準備と当日の運営に関わらせていただきました。

体験プログラムではおもに「マッスルセンサー体験コーナー」の運営に携わりました。
マッスルセンサーについている三本の電極を肘や腕に貼り付け、手のひらを握ったり開いたりすると・・・。

あら不思議!

筋肉の動きに合わせて、豆電球がついたり、オルゴールが鳴ったりします。
マッスルセンサーは「人間の体が動く時、電気が走る!」ということを、見たり聞いたりして体感できる装置です。

科学未来館での体験プログラム当日、僕は非常に嬉しく感じる瞬間がありました。
それは、マッスルセンサーを通して自分の手を動かすと電球がつくことを発見した子どもたちが
「えっ!何で!?面白い!!」
と言ってくれた瞬間でした。

しかもその瞬間の子どもたちの目はキラキラ輝き、顔には満面の笑みを浮かべてくれていたのでした。

「わからない・・・」ことは「知りたい!」につながり、それは人の好奇心をくすぐるのだなぁ、と実感した瞬間でした。

筑波大学の前身である東京教育大学で1956年から1962年まで学長を務めた朝永(ともなが) 振一郎先生(1965年にノーベル物理学賞を受賞されています)の言葉が、大学の事務室に飾ってあります。

「不思議だと思うこと これが科学の芽です。
 よく観察して確かめ、そして教えること これが科学の茎です。
 そうして最後に謎がとける。 これが科学の花です。」

 マッスルセンサーや他の展示を通して「何で!?面白い!?」と言って豆電球と一緒にパッと笑顔を輝かせてくれた子どもたち。
あの瞬間こそ、「科学の芽」が出る瞬間だったのではないかと思います。

この一週間の経験を通して学んだことを活かして、「科学の芽」が子どもたちの中に生まれる瞬間をもっともっと増やし、そして新しく生まれた「科学の芽」が茎を伸ばし、花を咲かせられるよう、これから少しでも力になりたい、と思っています。

コメント

  1. ota より:

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    筋肉量によって電圧が変わったりするんですかね?なかやまきんに君にやってもらいたいです。 Like

  2. ton2 より:

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    そんなことしたら君、世界が光に包まれてしまうよ。 Like