門外不出とかいって、公開してしまうわけですが…。
何を隠そう、私も、私の奥さんもカレーが大好き。東京駅のエリックサウス、代々木八幡のスパイスポスト、板橋のスパイス食堂、広島のナンディカレー等々と、様々な素晴らしいカレーを頂いて参りました。
しかし広島はもちろん、子どももまだ小さく、たとえ気分が「あ、きょうの昼は、カレー一択だな」となったとても、ひょいと気軽に訪れる訳にはいきません…。私一人なら、そこでほぞをかんで諦めていたところですが、料理探求心が、ある種異常な域に達している(誉め言葉)奥さんが、こんな一言を放ちました。
「家で…つくってやる…フハハ…」
そこからスタートしたカレープロジェクトの到達点をココに記します。
1.スープの準備
・まずは、ベースとなる「うまみスープ」=鶏ガラスープの準備から始めます。
・冷凍の安い鶏ガラをバキバキ割って、長ネギの緑の部分、ぶつぎりのしょうが、お好みでリンゴ(丸ごと)を鍋の中へ。じっくり、ことことこと、と煮込みます。
2.鶏ももの両面を焼く(豚でも牛でも何でも。要は肉)
・油を入れて強火で熱したフライパンに肉を並べて、強火で表面に焼き色をつける。
※煮込むので中に火が通っていなくても良い
・焼き色がついたら、1の鶏ガラスープに投入して、そのままコトコト煮込みます。
・このとき、フライパンの油はそのままにしておいて下さい。
3.スパイスを炒める
・肉を焼いたフライパン(油そのままの)に、クミン、シナモンスティック、マスタードシード、クローブ、カルダモン、ローリエを炒める。
※スパイスはパウダーでなくホールがオススメ。
※フライパンが熱すぎると焦げるので注意。
・スパイスがパチパチと弾ける音がして、いい匂いがしてきたら、次の工程へ。
4.タマネギ+ニンジンも炒めて合流させる(カレーベースの完成)
・スパイスに、みじん切りしたタマネギとニンジンを合流させて、炒める。
※しっかり炒めるほど「コク」が出る気が。
・すりおろしにんにくとしょうがも投入。
・しっかり炒まったら、パウダーのターメリック、ガラムマサラを入れる
※辛みを増したい人はチリペッパーもどうぞ。
5.煮込み前の統合
・スパイス、野菜が一体となったらトマト缶を入れる。
・鶏ガラスープの鍋に入れていた長ネギもここに加えて、つぶす。
※肉に鶏モモを使っている場合は、鶏ガラスープから取り出し、粗熱が取れたら一口大にちぎっておいておく。
6.鶏ガラスープにまぜて数時間、煮込む
・鶏がらスープと、炒めた野菜、スパイス(鶏モモなら肉も)を合流させ、数時間煮込む。
・最後の味付け。塩で味を調える。
※塩を少なめにして、ナンプラーも入れて調整すると深みが出る気がします。
・酸味を加えたければ、プレーンヨーグルトもお好みで。
完成!
ちなみに一晩置くと、いつものカレーと比べ物にならないくらい、ガラッと味が深まります。不思議だ…。
もっとお手軽な、「こくウマ・簡単!キーマカレー」もどうぞ。
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