「コンバット」の中の美

今年から、すーざんさんおすすめの「コンバット」(キンチョー)を使うことにした。
昨日「カワチ」で購入。
さっそく本日付けで作戦を開始することにした。
これが「コンバット」(4つ入り)だ。

封を切ると、甘い香りに包まれる。
原材料を見ると、はちみつが使われている。
このにおいに誘われてやつらは来るのだ。

ゴキブリは、「コンバット」の中身を食べてもすぐには死なない。
巣に帰って、糞をする。
ゴキブリは仲間の糞を食べる習性があるので(さらに、糞に集まる習性も有るという)
その糞を食べたゴキブリにも「コンバット」の効果を広げることができる。

巣で往生したゴキブリの死骸を、また仲間が食べる。
その死骸にも「コンバット」の効果があるので、こうして巣ごと殲滅する
という”非ゴキ道的兵器”である。
恐ろしい。

さて、この「コンバット」、彼らが入りやすいように、4隅に見事な流線型の入り口が
用意してある。

見事だ。
これは、においと相まって、確かにふらっと入りたくなってしまう。
しかも、裏には強力粘着テープが張ってあって、壁だろうがどこにでも設置可能なのだ。

おそらく、キンチョールの人は、最初は入り口は二つくらいにしたに違いない。
そして、角張った「ただの穴」という感じだったのだろう。
しかし、長い年月と、多大なゴキブリたちのの犠牲を払い、
この形、フォルムに到達したのであろう。
どんなものにも、その形にたどり着くまでの歴史があるのだ。

ところで、どうして人はこんなにゴキブリを嫌うのであろうか。
これは、一つの文化なのではないかと思う。

人がゴキブリを嫌う理由としては、
・ 衛生的に良くない
・ 動きが不気味
・ しょっちゅう見る訳ではないので見慣れない
・ 飛んでくる
・ 食べ物をダメにする
などが考えられるが、実際の危険度で考えれば、
ハチの方がずっと大きく、忌み嫌われるべきではないだろうか。
(ゴキブリの人間に対する実害があるのかどうか詳しい人はぜひ教えてほしい。)

思うに、ゴキブリを怖がる人を見て、「ゴキブリは恐いもの」と認識してしまうのではないかと思う。
それが、脈々と受け継がれてきているのではないかと思う。
つまり、「ゴキブリを怖がる」という文化ができているように感じる。

実際、昔の船の中ではゴキブリは貴重な”食物”と見なされていた、
という話を聞いたことが有る。
多分、おなかの減った船乗りからしたら、
「あ、ゴキブリ、ラッキー」という感じだったのかもしれない。
今の日本では、「ゴキブリを怖がる」という習慣というか文化ができてるんじゃないだろうか。

久しぶりのブログなのに、どうでもいいことを長々と書いてしまった。

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