いよいよ、本格的にリフォームというか改修工事が始まっている。
ここに至るまでの道が長かった…。
忘れないように流れだけ書いておくと
- 古民家探し→内見
- 価格交渉→売買契約内容検討
- 修繕工務店探し+調査+お見積もり
- 工事内容について当局に確認(市街化調整区域のため)
- 金融機関下調べ決定→ローン予備審査(建築年不詳かつ、市街化調整区域のため難航
- 売買契約締結
- ローン本審査
- 引き渡し/ローン契約+融資
- リフォーム着工
と言うところまで来ました…。ここまで来るのに2年くらいかかったのではないだろうか。
とにかく、ローンが通らないんですよ、ローンが。(この辺りは下記にまとめましたので、興味ある方は読んでみてください。)
引き渡し&ローン融資の現場で、無性に「・・・もうええでしょう!」(ピエール瀧)と言いたかったけど、ぐっとこらえました。
で、リフォーム着工。
引き渡しが完了し、いよいよ好きにしてよいということで、本格的に作業が開始されました。手順はおおまかに、
- 増築部分の解体(減築)
- 床と屋根の解体
- 骨組みチェック
- 屋根と床と傷んだ骨組みのやり直し工事
- 水回り等の施設関連工事
- 土壁等のやり直し
という感じでしょうか!?たぶん!??
1については、元々の家主さんが古民家に「増築」した部分を壊して、古民家部分のみにする…という工事です。
お風呂などの水回りを増築して作っていたようです。下はコンクリなので斫って壊してもらいました。やり直しの壁部分等も剥がします。外だか中だかわからない状態に。
あとは、床をベリベリはがしてもらいます。床は全面やり直し。
屋根も全面やり直しです。ガルバリウム鋼板の予定です。(本当は瓦の方が風情があるけど、高いですね…。あと瓦の方が重量があるので重心が上にいく、という要素もあるようです。)
足場もつくってもらって、いよいよ工事って感じ。
で、床も全部はがしてもらって、「へぇ、古民家ってこうなんですね!」という感じに。基礎で固めて一体化するのではなく、土の上に石をおいて、そこに柱を「乗せて」いるのですね。伝統的、免震機構です。
*読まなくてよい、メモのコーナー
古民家って、層間変形角どのくらいまで耐えられるのでしょうか。ウェブ上で、
伝統的な軸組構法(古民家等)については、土壁や差鴨居など層間変形角 約1/15radまで耐力を有する部材で構成されているため、1/15rad程度までは十分変形能力を保持できる場合が多く、安全限界変形角を1/15radに設定することが可能です。しかし、1/15radのような大きな変形を想定するにあたっては、十分に注意し設定する必要があります。
株式会社アオキ,「古民家耐震補強の流れ」
という説明を読みました。この辺りは耐震診断(限界耐力診断)などについても調べて、理解を深めいたいですね。倒壊(層崩壊)はこわい…。
なんですが、その、基礎の石が・・・
埋もれとるやないかい!!!!
そう、床下には想像以上の高さの「土」が潜んでいたのです。
どうも、「増築」工事のときに、もともとあった土壁をこわして、その土をそのままにしていたのでは…ということでした。そのせいで、柱がしけって、使い物にならないものも想定より多いようです。そんなぁ。
てことで、全体的に土を減らして、柱や石を露出させなくては…。
見積もり時には想定していなかった項目なので、施主(私たちですね)も含めてコツコツ作業することになりました。木?ツタ?の根が結構びっしり生えていて大変そう…。
奥さんも言ってましたが、「古民家に住むと、ネタに困らないね。。。」て感じです。
手間がかかりますね。じゃあ、やめますか…?何を言っているんです?それが、その手間がいいんじゃあないですかッ!康一くん!!!!
てことで、寒くなってきたので、週末に焚き火とかしつつ、ぼちぼちやっていきます。
古民家の記事はここあたりにまとまっています。
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