あけましておめでとうございます。
ことしも、どうぞよろしくお願いします。
去年、結婚しました。
結婚というか、入籍をして、
ことしの2月に結婚式(親族のみ)を挙げるのですが、
年越し・新年は奥さんの実家で過ごすことにしました。
岡山に、実家があります。
のどかで、本当にいいところです。
東京だろうが、実家のある三重だろうが、
結局場所がかわってもだらだらと過ごしているのですが、
「結婚」ということの面白さというのか、
不思議さに色々と気付かされます。
こういう新鮮な驚きは、
そのうちなくなっていってしまうと思うので、
つらつらと書き留めてみます。
「結婚」するということは、
配偶者という家族が増えるということと同時に、
「家」制度的には、配偶者(奥さん)の家族も家族になる、
ということであります。
こう書くと当たり前なんですが、
どうも、すごく不思議な感じがします。
これまでは、なんの接点もなかった色々な人の中に、
いきなり飛び込んで、さも当たり前のように生活するというのは、
なかなかどうして、面白いものです。
幸いにして、本当に奥さんの家族はみなさん良い方ばかりで、
全然遠慮しないで楽しく過ごせているのですが、
(もうちょっと遠慮したほうが良いかもしれません)
かつての(今でもあるか)「お嫁にいく」というのは、
大変なことなんだなあと思ったりもします。
昨日(12月31日)は、おせち料理の仕込みを手伝って、
きょう(1月1日)に奥さんの親戚一同が集まって、
大宴会(と呼んでもいいであろう、という感じの規模)が
執り行われました。
楽しく食べて飲んでしていて、思ったのは、
自分や、自分の家族というのは、
外からみないと本当にはわからないんだな、
ということでした。
家によって、本当に考え方も、
文化も風習も、全然違います。
自分は、自分の家のことしかしらなかったんだな、と
きょう初めて思いました。
特段、何があったというわけではないのです。
ただ、食べて飲んで笑っている中で、そう感じました。
それは、やんわりと、でもとても強い「気づき」でした。
生きていくごとに、いろんなことを体験して、
知らなかったことを知ることになります。
それは、真っ白だったところが、急に埋まるという感じではありません。
これまでも「見えている」と思っていた景色がぶうんと精彩になって、
その景色の中に、まったく新しい何かが見えている、といった感じです。
(科学の世界ではこれを「分解能を上げる」と表現します。)
これまで自分が知っていたと思っていたこと。
もうこれ以上、発展することがないと思っていたこと。
でも、うれしかったり楽しかったり、
悩んだり迷ったりしていく中で、
そこにまた「新しい見方」が生まれるんだなと思いました。
ちょっと抽象的になってしまいしたけれど、
ちょっと、思ったことを書いてみました。
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