2017年の元旦に感じたこと

あけましておめでとうございます。
ことしも、どうぞよろしくお願いします。

去年、結婚しました。
結婚というか、入籍をして、
ことしの2月に結婚式(親族のみ)を挙げるのですが、
年越し・新年は奥さんの実家で過ごすことにしました。
岡山に、実家があります。
のどかで、本当にいいところです。

東京だろうが、実家のある三重だろうが、
結局場所がかわってもだらだらと過ごしているのですが、
「結婚」ということの面白さというのか、
不思議さに色々と気付かされます。

こういう新鮮な驚きは、
そのうちなくなっていってしまうと思うので、
つらつらと書き留めてみます。

「結婚」するということは、
配偶者という家族が増えるということと同時に、
「家」制度的には、配偶者(奥さん)の家族も家族になる、
ということであります。

こう書くと当たり前なんですが、
どうも、すごく不思議な感じがします。
これまでは、なんの接点もなかった色々な人の中に、
いきなり飛び込んで、さも当たり前のように生活するというのは、
なかなかどうして、面白いものです。

幸いにして、本当に奥さんの家族はみなさん良い方ばかりで、
全然遠慮しないで楽しく過ごせているのですが、
(もうちょっと遠慮したほうが良いかもしれません)
かつての(今でもあるか)「お嫁にいく」というのは、
大変なことなんだなあと思ったりもします。

昨日(12月31日)は、おせち料理の仕込みを手伝って、
きょう(1月1日)に奥さんの親戚一同が集まって、
大宴会(と呼んでもいいであろう、という感じの規模)が
執り行われました。

楽しく食べて飲んでしていて、思ったのは、
自分や、自分の家族というのは、
外からみないと本当にはわからないんだな、
ということでした。

家によって、本当に考え方も、
文化も風習も、全然違います。

自分は、自分の家のことしかしらなかったんだな、と
きょう初めて思いました。
特段、何があったというわけではないのです。

ただ、食べて飲んで笑っている中で、そう感じました。
それは、やんわりと、でもとても強い「気づき」でした。

生きていくごとに、いろんなことを体験して、
知らなかったことを知ることになります。

それは、真っ白だったところが、急に埋まるという感じではありません。
これまでも「見えている」と思っていた景色がぶうんと精彩になって、
その景色の中に、まったく新しい何かが見えている、といった感じです。
(科学の世界ではこれを「分解能を上げる」と表現します。)

これまで自分が知っていたと思っていたこと。
もうこれ以上、発展することがないと思っていたこと。

でも、うれしかったり楽しかったり、
悩んだり迷ったりしていく中で、
そこにまた「新しい見方」が生まれるんだなと思いました。

ちょっと抽象的になってしまいしたけれど、
ちょっと、思ったことを書いてみました。

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