今回からタイトルが、古民家を「探そう」から、「つくろう」に変更になりました。笑
前回👇の続き。
最近はランチに焼き鳥がブーム(子どもが好き)。
だんだん、工事現場で快適に休憩するコツが備わってきました。キャンプ用品が役に立つね。

さて、大工さんに屋根を作っていただいている間に、我々は土壁をつくらねばならぬのです。
工程としては、
- 柱に印をつけて、穴を開ける→「丸竹」を縦横に通していき、軸(間渡し竹)をつくる
- 丸竹に沿って、細い竹の板を使って、竹小舞をひたすら編んでいく
- ワラを練り込んで発酵させた土を壁に貼り付けてゆく
という感じです。
言われてもわからないと思うので写真で見ていきましょう。
作りたいものとしては下写真の壁の上部、これを自分たちでつくろうということであります。
この土壁は100年以上前に、誰かが同じようにつくったものなんだな…と思うと、少し感慨深くもあります。

差し金とインパクトドライバーで、所定の場所に穴を開けて、丸竹(間渡し竹)が通るようにします。
基本、水平方向(縦の丸竹用)には「端から75mmかつ、中央から15mm外側」と、幅が大きいところは中央にも1、2個穴を開けます。垂直方向(横の丸竹用)には、「上下から75mm、柱の中央」に穴を開けました(これも高い柱はその間に1、2個あける)。

間渡し竹を穴にさしていくのですが、短すぎると、もちろん落ちてしまうし、長すぎると入らないor無理やり入れてもたわむので、mm単位の長さの調整が必要です。奥さんが職人となって、「あと5mm短くね、あいよ」と”納品”していました。笑
下画像は、間渡し竹が入った壁。


あとは、藁の縄を使って、縦横に小舞竹を編んでいきます(竹小舞掻き掻き)。なんか、東南アジアとかの家ぽい趣がありますね。
縦の小舞竹は、土を塗ると下がってしまうので、少し浮かせて上目に編んでいくのがよいそう。
作業の様子。縦・中央の間渡し竹に沿って、横の小舞竹を固定していく。その後、中央以外の縦の間渡し竹にも藁縄で固定していく。
同様に、縦の小舞竹も編んでいきます。縦の小舞竹は、外側につけていきます。
時間がかかる!
編み終わるとこんな感じに。

コツコツコツコツ…

単純な作業ではあるのですが、何しろ量があるので終わりません!笑
私と奥さんの知人の方に声をかけて、手伝ってもらっています。
古民家は、きっと大工さんだけでなく、近所の人たちと一緒になって作っていたのかな、なんて想像しながら作業していました。
作業していると、1日があっという間にすぎてしまいます。
これを読んでくれているあなた、やってみませんか!!
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